デザイン(デザイン力,画像加工技術)

私たちの日常は全てにおいて「デザイン」と無縁ではありません。今回は自然の美や遺伝子といったものではなく、人口的に作られた視覚に訴える表現に限定してお話しします。視覚から受け取る情報は大雑把に絵と文字の2つに分けて考えて良いでしょう。色の塊と名前のあるものという風に認識されると言っても構いません。同じものを見ても、大人と子供では持っている情報量の差から全く違う認識をすることは多々ある事です。そこで登場するのが「デザイン」です。受け取り方の自由なアートと違い、デザインとは「伝達したい情報を整理して見やすくする表現および技術」と言えましょう。

情報を的確に表現する能力を仮に「デザイン力」と呼ぶならば、必要な情報を整理し分かりやすく再構成する能力ということになります。デザイナーは必要に応じて情報を取捨選択し機能的にまとめ上げる職人であり、その技術に応じて優れたデザインは生み出されるのです。一例を挙げるとピクトグラムは非常口や禁煙などが文字が読めなくても一目で理解できるようにアイコン化されています。情報量が増えれば文字や画像が入りさらに複雑な構成になるため、文章部分はブロック分けをしたうえで見出しのフォントを大きくして読みやすくしたり、全体のまとまりを良くして視線の流れをスムーズにするといったデザイナーによる作業が必要となります。

イラストや写真を使う際には配置や色使いに気を配り余白を生かして全体のバランスが取れるようにします。ロゴやアイコン作り、写真のトリミングやレタッチなど、デザイナーには画像加工技術も必須です。よく使われるillustratorやphotoshopといった画像編集ソフトのおかげで、従来よりデザインの幅が大きく広がり加工も簡単にできるようになりました。現代では印刷物のみではなくWebデザインの需要も大変多いため、デザイナーにはより多くの新しい知識と技術が求められていると言えるでしょう。